あれから色々探したけど、やっぱりこの前S山からもらった話以上に良い土地は見つからない。
良くても建築条件付。うーん、もう決めるしかないか。
比較の対象が無い以上、これを逃したらもう後悔する一方なわけだ。繰り返しになるけど、今後このクラスの土地が出てくるかどうかなんて誰にもわからんし、出てこないかもしれない。工場で順次生産されていて入荷待ちとはわけが違うのだ。
というわけで、決めた。
新規造成の東南角地。30坪。
S山に電話し、事務所に行って申し込みをすることになった。
さて、銀行に行ってみてローンがOKぽいとわかった俺は、早速不動産屋へ行くこととした。
ネットでも色々探したが、まず俺の住んでる駅周辺には土地だけの出物が全然無い。
そもそも、平地は駅の南北に少ししかなく、そこより先は大体傾斜地になっているので土地は少ないのだ。(その傾斜地の上は私鉄沿線でやや山の手風なんだけどね。)
そして、土地があったとしてもほぼ100%条件付き。
条件付きじゃぁー、全然ダメっすよ、マジで。
というわけで、今の家を借りている不動産屋へまず行くこととした。
ここは地元で結構長くやっているようで、社長もいいおじいさんなのだ。
今の家の床が抜けそうになったとき、「直さないなら家賃払いませんよ!」なんて言うやりとりがあって、社長とはだいぶ顔なじみなのだ。
ここなら、未公開の地元物件がありそう、と思ったわけだ。
早速、店を訪ねて切り出す。
「xx借家を借りてる者ですが、土地を探してまして・・・」
そこに社長が、
「おおー、ちょうどいいところに来た!」
なんて言うんですよ。
そこに1人男が登場。名前をS山としよう。
東北なまり(かな?)の抜けない、50代と思しき男。
「いやぁー、今ちょうどね、駅の北口徒歩6分にあるんですよ!」
こいつはナイスタイミングか?
詳しい話を聞くことに。
なんでも、そもそもは建売でやるつもりなのだが、S山が懇意にしている建築屋の物件であり、条件をはずす事が可能だというのだ。
しかも、今なら島の4区画の中が選び放題。しかも30坪の整形地で予算内。
こりゃ、俺も飛びつくわな。飛びつきましたよ。
当然、東南をピックアップ。
島の周りにもいくつかあるんだけど、そっちは35坪とか36坪とかで想定よりやや広いからパスしておいた。
そんなわけで、かなり買う意思を見せながらもその場ではもちろん決められないので一度不動産屋を後にした。
その後二件ほど回ったが、良い物件は無かった。
二件目の不動産屋で言われた台詞が心に残っていた。
「土地は作るわけにはいかないから、あるときに買わないとダメですよ!」
確かに、その通りだ。
いいのが出てくる、だなんて待っていて、徒歩6分の物件が売れてしまったら残るのは後悔だけだ・・・
人生で一番大きな買い物なのに、決めるのに使える時間は一番短いだなんて。
皮肉。
ここでまあ、参考までに俺とか俺の欲しい家のスペックなどを。
| 俺: | 28歳、会社員、勤続3年強。 |
| 家族構成: | 妻、娘。 |
| 世帯年収: | まあ、普通。人並みです。 |
| 自己資金: | 50万。と、限りなくゼロに近い・・・限界無理して300万。親には頼らない。 |
| 予算: | 都内で新築マンションが買えるくらいの額。 |
| 居住地: | 都西部、JR沿線、始発駅。通勤1時間15分。 |
| 希望地: | 朝座れるから今の駅周辺。近いだけ良い。 |
元々地元は吉祥寺です。つい去年までは方南町に住んでましたが、娘の誕生に合わせて妻の実家に近い今の家に越してきました。家を建てるには、土地も安いしいい場所です。(できれば本当は、環七沿いとかに住みたかったけどね。内緒だけど・・・)やっぱね、妻の家の近くは最高ですよ。(通勤倍以上になったけど・・・)頼りになります。(以前はチャリで通えたけど。・・・)
家に関しては、マンションは絶対に嫌。そして、建て売りも絶対に嫌。建築条件付きも避けたい。
なので、何とか土地探してそこに注文住宅を建てる、となるわけだ。建築家に頼むほどの予算はおそらく無い・・・
間取りは4LDKくらいあるといいな。土地はこの辺田舎だし30坪は欲しい。そんで、車は出来れば2台駐車できて、俺のバイクを入れられるようなインナーガレージがあって。工法は出来ればRCかな。屋上が利用したいから。
今の会社に転職して3年が過ぎて、年収的にもちょうど具体的なローンが組めるという良いタイミングなのが今年。言うまでも無いけど収入合算ですよ。それと、今年は妻が育児休暇を取ってるわけで、ローンは出来れば今年中に組みたい。
そうすれば昨年の年収が参照されるわけで、必要なだけ借りられるわけで。
8月頭
というわけで、自分が幾ら借りられるのかを知るために、銀行へ行くこととした。
しかも、舐めていることに短パンで行く俺・・・アホか?
まず、メインで使っている新生銀行へ行ってみた。
当然の如く、
「お口座の作成ですか?」
なんてにこやかに言われるわけだが、そこで毅然とした姿勢で
「住宅ローンの相談をさせていただきたくて。」
と告げた。
で、通されて色々話を聞いたが、どうやら新生のばあいは家の価格の90%までしか融資してもらえないらしい。ちっ、自己資金なんてハナクソくらいしか無いぞ。というわけで、即却下。でも、収入合算すれば割と借りられると言うことはわかった。
しかも、俺は建て売りを買う気は無いのだけど、新生だと支払いが同日にならないとダメ、つまり融資の実行は1回だけにしないとダメ、というわけで、土地買って家建てるつもりの俺にはどのみちダメって事だ。
でも、目から鱗だったのが、借り換えって概念。何年か他の銀行のローン払えば信用が出来るから、そうすれば借り換え出来るって話。
詳しく調べてみないとわからないけど、繰り上げ返済が無料とかそういうメリットが総合的に高いようなら将来借り換えも有りかぁ、なんて感じ。
次に、三井住友銀行へ。
案の定、
「お口座ですか?」
なんつって言われながら相談へ。
お?どうやらこちらは好感触。何でも、今は100%融資も出来るとか。良い時代ですねぇ。しかもこの低金利。タイミングはかなり良いと思う。
一通り説明を聞いて、どうやら希望額よりも多く借りられるであろうことがわかった。
ボーナス払いも併用すれば、今の家賃と同等の支払いでも済むことがわかった。これなら、妻が万が一仕事を辞めても俺一人で払って行けそうだ。
でまあ、借りられる算段が立ったとしても、結局買う家が決まるまではなーんも具体的な事は出来ないわけだ。
意外にあっさりしてるなぁ、なんて思いながら間抜けな質問したり。
「え、ってことはもう物件探しはじめていいんですか?ローン組める前提で?」
「そうですね。そうして物件が見つかりましたらまたいらしてください。」
みたいな感じ。ふ〜む、なるほど。そんなもんか。
というわけで、意を得た俺は土地を探し出す事になった。
しかし、借りられるんだなぁ・・・・俺でも・・・
2005年7月末
そんな中久しぶりの友達と飲みに行くことになった。
奴は俺の1つ上で、2000年頃にITの仕事を始めたばっかりの頃の同僚。
最近の転職も同じ頃にしていて、別に競っているわけじゃないけどちょっと意識しちゃう、そんな相手。
「マンション買いました」
今回飲みに行くって話のきっかけはこのメールからだった。もう、興味津々。同年代で生涯住むであろう家を買ったのって、俺の周囲で初めてだった。
正直、「えぇー、いいなぁ。うっらやましぃ〜〜〜!!」って感じ。
んで、寝掘り葉掘り聞いてやろうと思って飲みに誘ったわけ。
んでまあ、真っ昼間の新宿つぼ八(昼間しかお互い都合がつかなくて)に飲みに行った。
話を色々聞いてみると、結構いい額のマンション買ったようだ。おお、そんなに借りられるのか!で、話をしてると何だか俺もローン組めそうな感じがしてきた。やっぱりどうせ買うなら若いうちがいいよな、とかお互い思ってて、買えるなら買いたい、とも思ってるわけで。
奴は環八ちょっと外側にマンションを買ったらしい。マンションは買う気無いけど、ホントに色々参考になった。
ただ、両親からかなりの額を贈与して貰ったって部分だけが真似できなくてうらやましかったが・・・・w
というわけで、俺もまずはローンが組めるか銀行に行ってみようと決めた。
とにかくかなり刺激になった。
2005年7月
とにかく家賃を払うのが嫌だった。
大家を肥え太らせるだけの家畜だと思った。本気で嫌だった。
そんなわけで、家を買うために会社の財形貯蓄を始めようと7月頃から考えていた。
1月に子供も生まれ、妻が育児休暇に入ったわけで、今まではDINKSばりに贅沢な暮らしをしていたのだけど、俺1人の給料で生活をし出して半年あまり、猛烈に家賃がもったいなく感じていた。
そもそも、俺は「毎月同じ額払うなら買いたい」って思うタイプで、ずっとそう思ってた。
なんで20歳くらいの時に家買わなかったんだろう?って。当然ローン組めないし、買えないからなんだけど。
今まで一人暮らしを8年ほどしてきて、一体いくら家賃を払っただろうって。
でまあ、当初の予定では、5年くらい貯金して頭金を貯めて、財形融資で家を買おう、という感じで。
5年後ならまだ33か、まあ悪く無いんじゃないの?なんて思ってた。
5年くらいは家賃払いながらお金貯めよう、そんな風に考えていた。
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- 定点観測
更地の状態から竣工までの定点観測を続けています。(02/10/07更新)
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- このブログについて
※2006年末から現在まで更新が滞っていますが、必ず竣工までの分は掲載します。もう暫くお待ちください。
Author: キョウヘイ
都西部在住。20代のサラリーマン。手持ち50万からスタートした、建築家との家造りの様子をリアルタイムで綴っています。
興味がある方は家造りの流れを読んでみて下さい。抜けエピソードは徐々に追加する気でしたが、かなり忘れちゃってて追加できない気もしてます。多分しないかも。
俺がどんな奴かについては、スペックとかQ&Aをどうぞ。家造り以外の日記はmixiでも見て下さい。
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- 建物
建物は「箱の家」シリーズを手がけている、難波和彦さんの界工作舎にお願いしています。「箱の家120」が俺達の家です。外装は黒いガルバリウムになる予定。
- 土地
土地は現在の最寄駅周辺で何とか見つけました。こんな土地です。
- 電柱移設
敷地の中の邪魔な電柱を東電にお願いして移動してもらいました。
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